Latine Orientales - 東洋のラテン

和歌山信愛大学 - wakayama shin'ai college

和歌山信愛大学が和歌山市の本町小学校跡地に平成31年4月に開学されることになりました。

学部は教育学部(初等教員の養成)で、入学定員は80名。和歌山信愛大学の母体は、和歌山市ではお嬢さま学校(短期大学・高等学校・中学校・幼稚園)として知られていますが、今回設置する大学は男女共学とのことです。

 

ところで、教育や医療など、ライセンスを持つ学部の設置はとても大変で、たとえば教育学部の場合、大学をつくっていいのかを審査するために設けられた設置審(正式には大学設置・学校法人審議会)を通すのと同時に教職課程認定を受ける必要があります。いずれも文部科学相ですが、前者が高等教育局で、後者が初等中等教育局の管轄(平成30年9月現在。文部科学省では来たる10月に組織改編が行われます)。平成31年4月は教育職員免許法が大きく変わる年なので、教職課程認定はちょっと面倒です。

 

設置審についていうと、昨年度の加計学園の獣医学部設置に際してなかなか設置に◯をつけず有名になりました。「政治力でゴリ押ししようとしても、なかなか通してくれない」という印象を持ったかもしれません。実際設置審をパスできずに設置できなかった大学(や設置を取り下げた学校法人)もそれなりに多いのです。

ただ、仮に設置審で◯となっても教職課程認定で✕がつくことも往々で、しかも教職課程認定の場合、原則シラバスの差し替えは認められないため、短い期間で教員を差し替える必要があり、そのため大きく奔走することとなります。

 

今春雄湊小学校跡地に設立された東京医療保健大学(和歌山看護学部)は順調に滑り出しました。次は和歌山信愛大学で、和歌山市中心部にはさらに3つの大学が入る見込みで、和歌山市外にも1つの大学の設置が計画されているそうです。

コメントする : comments(0)
南海摩登博覧会 - nankai modern exhibition

 

銀聲舎(Ginseisha,Japan)からのお知らせです。

 

2008年11月、今から約10年前に開催した南海摩登(もだん)博覧会のアーカイブをこのたび作り直しました。

この催しは、文化財建造物の有効活用を目指すという目的で、和歌山県和歌山市の登録有形文化財・旧西本組本社ビルを1ヶ月間借り切って企画しました。

このビルが建てられた時代に流行した文化を再現するために、この1ヶ月のあいだで、暗黒舞踏をはじめ、バロックダンス・バロック楽器によるアンサンブルなど、和歌山ではなかなか見聞きできないものを中心に、無声映画上映会・演奏会・ディナーショウをはじめ、シンポジウムに至るまで、約30近くのイベントを詰め込みました。常設の美術展も手を抜かずにシャガールを投入、初日の廃墟写真の展示は懐中電灯持参で夜12時まで見学できるよう開催しました。
文化庁からは助成を、フランス大使館からは後援を頂戴できるようにコーディネートし、また、記念品として切手や紅茶缶のデザインも手がけました。2008年11月11日のNHKでこの取組みが放送され、ぼくの人生のなかにおいて結構大きな企画になったと思っています。

当時、ご協力くださった皆さま、それからお越しになられた皆さまに感謝いたします。そして参加者のなかには物故者もおられます。ご冥福を申し上げます。

また、参加できなかった皆さまにおかれましては、ほんの少しだけですが、このページで雰囲気を感じ取ってみていただければと思います。

 

<企画の概要>
テーマ 南海摩登(もだん)博覧会
概 要 日仏交流150周年記念事業として、このビルが建てられた大正・昭和時代初期の文化を再現した催しを博覧会形式で開催しました。
日 程 2008年10月31日-11月30日
会 場 旧西本組本社ビル(和歌山市)、エスパス・ジャポン(パリ市)他
作 品 下記「催しの概要」の通りです。
その他 文化庁「NPO等による文化財建造物活用モデル事業」、フランス大使館の後援

 

<催しの概要>

2008年9月27日(土) 10:30 和歌山市中心部町歩き、ガイド:松尾寛(銀聲舎代表世話人)、13:00 短歌歌会−甲麓庵歌会 講師:北夙川不可止(歌人)、16:00 ルネッサンスコンサート 上演:井上周子(リュート) / 東恭子(バロックダンス) / 瀬戸口司(暗黒舞踏)
10月31日(金)≪展示(11月30日まで)≫(常設) 2F-シャガールとビュフェの世界(源じろう有限会社)、≪展示(11月4日まで)≫(特設) 3F-前北桂像写真展『SILENCE』・1F-フジトモ御菓子帖、≪催し≫ 19:00 3F-開会式 出演:守田幻蝶(暗黒舞踏) / 御手洗花女(朗読) / 井上周子(リュート) / 東恭子(バロックダンス) / 北夙川不可止(短歌) / SARAH(シャンソン) ※開会式を記念して、自動車を運転されない方に対して1920年代に流行した薬酒『機那サフラン酒』が振る舞われました。
11月1日(土)≪催し≫ 15:00 3F-生花活け込みデモンストレーション+ワークショップ 出演:西尾孝行(フラワーオフィスMUS'EE代表)
11月2日(日)≪催し≫ 15:00 3F-活動映画 出演:柳下美恵(無声映画演奏家) / 北夙川不可止(歌人)
11月7日(金)≪展示(11月11日まで)≫(特設) 3F-和歌山大学紀州経済史文化史研究所展『ピース&ビューティ<化粧の時代>の新聞広告』他
11月8日(土)≪催し≫ 13:00 フィールド-NHK文化センター講座『大正ロマン探訪』 講師:松尾寛
11月9日(日)≪催し≫ 15:00 3F-トークイベント『昭和建築探訪』 講師:笹谷遼平(映像作家) / 北夙川不可止(歌人) 備考:ワンドリンク1,000円のみ
11月14日(金)≪展示(11月18日まで)≫(特設) 3F-有坂ゆかり展『Emergence』・1F-星川孝クレパス画展『幻影旅情』、≪催し≫ 15:00 3F-合同オープニングパーティ、19:00 2F-スライドショウ「明治・大正・昭和たてもの物語」 出演:中西重裕(建築家) 備考:ワンドリンク1,000円のみ
11月15日(土)、≪催し≫ 15:00 3F-トークショウ「映画の中の関西」 出演:草野陽花(映画監督)・北夙川不可止(歌人・宝塚映画祭実行委員) 備考:ワンドリンク1,000円のみ
11月16日(日) ≪催し≫ 15:00 3F-上演「テルミン」 出演:安達裕子(テルミン奏者)他 備考:ワンドリンク1,000円のみ
10月19日(水) ≪催し≫ 19:00 分会場-製茶会 昭和モダン製茶会 講師:萩野妙子(ティインストラクター) 備考:会場は和歌山市島崎町・ペコーズのページをご覧ください。実費として3,000円必要、100グラム分の茶葉・紅茶缶付き
11月21日(金) ≪展示(11月25日まで)≫(特設) 3F-細尾正行イラストレーション展『tales』・1F-井上明子写真展『欠片』、≪催し≫ 19:00 2F-ディナーショウ
11月22日(土) ≪催し≫ 20:00 インターネット・トークイベント『在一九二〇年代台灣和日本關西地方的摩登文化(1920年代の台湾と関西のモダン文化)』 出演:門田晶(台灣 國立政治大學碩士課程)他
11月25日(火) ≪催し≫ 19:00 2F-本祭 出演:西村喜子(ヴィオラダガンバ) / 井上周子(リュート)
11月27日(木) ≪展示(11月30日まで)≫(特設) 3F-吉田稔美展『<ルネサンスの踊りにさそわれて>架空社「ルネサンス踊り絵本」原画より』 1F-日向燦太展・バーナーアート
11月29日(土) ≪催し≫ 13:00 2F-甲麓庵歌会 講師:北夙川不可止 備考:実費として1,000円必要
11月30日(日) ≪催し≫ 14:00 2F-シンポジウム 出演:西川一弘(和歌山大学特任助教)他、16:00 3F-閉会式 出演:井上周子(リュート) / 西村喜子(ヴィオラダガンバ) / 飯塚直子(リコーダー) / 樋口裕子(バロックダンス)

 

 

 

 


<追記>
ぼくにとって南海摩登博覧会を開催した大きな意義はふたつあって、ひとつは幅広い分野の催しを実施することでぼく自身の幅を広げたこと、そしてもうひとつは、南海摩登博覧会の取り組みが文化庁の文化財建造物活用モデル事業として認定されたことによって、これまでの活動が決して独りよがりではなかったことが証明されたことにあります。
地方都市における持続的な建造物活用についての解は結局出せませんでしたが、2008年の南海摩登博覧会でつちかった取組みや採取データは、その後2010年代に関西地区で行われた数多くの地域型アートプロジェクトに応用されていきました。個々のプロジェクトでどのような役割を担ったのかについては別の機会でお話することになりますが、我々の人目につかない小さな技術が社会に活用されていくことは、ぼくなりの意義でありました。

コメントする : comments(0)
わかやまかるた・なぐさとべ - nagusatobe

 

銀聲舎(Ginseisha,Japan)からのお知らせです。

 

2016年12月25日から「わかやまかるた・なぐさとべ」の頒布を開始しました。

正式な制作・発表からなんとか年内の頒布にこぎつけることができました。このかるたの制作に協力くださった皆様におかれましては、本当にありがとうございます。頒布価格は1,000円(税別)です。収益となる部分の全額を地域子育て支援に充てさせていただきます。

 

 

ところで、このかるたの名前ですが、古代和歌山を治める女王・名草砥部(なぐさとべ)から借用しました。というのは、たまたま正月に見たニュース番組で百人一首大会が行われていたのですが、そこにかるたクイーンの女性が映っていて、「和歌山のクイーンというと誰だろう?」ということから、この名前に決まったわけです。

このかるたの制作には紆余曲折があります。もともとはタロットカードをイメージして作ろうとしていたのですが、このプロジェクトのために組み合わされたメンバーを見て、やはり「乙女路線で行くことを決めたり、とにかく、迷いながらの制作ですが、いいものができたという自信はあります。

 

なお、以下の「町の書店」において頒布中です。

宮脇書店和歌山店(広瀬)

・松木書店(和歌浦)

・その他、玉津島神社 にも、おいています。

 

コメントする : comments(0)
廿一世紀和歌山市鳥瞰図 - presentation ceremony

 

銀聲舎(Ginseisha,Japan)からのお知らせです。

 

2016年3月26日、和歌山市民会館において「廿一世紀和歌山市鳥瞰図」の贈呈式が行われました。

この鳥瞰図は、銀聲舎が「和歌山市民のための和歌山文化遺産かるた - nagusa tobe(ナグサトベ)」とともに制作したものです。鳥瞰図の作者であるYasuko Moriuma氏は、和歌山市民会館館長より感謝状の贈呈を受け、式終了後、プレスや来場者に対して作品解説を行いました。

 

鳥瞰図は和歌山市民会館に展示されています(データの一般配布も行っており、ポスター利用・商業利用も可能です)が、よく見ていると白浜のアドベンチュア・ワールドにはかわいいパンダが、和歌山城にはツキノワグマのベニーちゃんがいます。きのくに線を走るのはオーシャンアロー。とにかく、21世紀初頭の和歌山の雰囲気がよくわかる、賑やかな鳥瞰図です。

このあと、和歌浦の「あきら」にて小さな昼食会を行いました。


これで銀聲舎の大きな活動も一段落です。ぼくは、やりたい活動はだいたいやれたことと、次の世代の邪魔をしたくないこともあって、ソーシャルの世界から引退すると決めています。

あとわずかで新しい年度がはじまります。

 

何もかもが変わる新年度。楽しみなような、怖いような新年度。嗚呼、新年度。

コメントする : comments(0)
貝塚まちなかアートミュージアムの監修と感想 - supervision

 

銀聲舎(Ginseisha,Japan)からのお知らせです。
 

このたび、2013年度・2014年度において貝塚市立山手地区公民館及び貝塚まちなかアートミュージアム実行委員会が主催する 貝塚まちなかアートミュージアム2014 を監修しました。

この催しは、2014年11月21日から11月30日にかけて大阪府貝塚市で開催された現代アートをテーマにしたイベントです。

会場は奈良時代に創建された水間寺を中心に9ヶ所で行われ、全国各地から総勢20名のアーティストが参加しました。その図録が先日完成しましたが、とても美しく思い出深い出来ばえでした。



貝塚まちなかアートミュージアム2014には、他のアートイベントにない特徴があります。

それは、この事業は公民館による社会教育事業として企画されたことです。公民館は、文部科学省の補助を活用しながら、「現代美術」「デザイン」「アートを活用した地域活性化」といったテーマの講座を市民に提供したわけですが、実行委員会は、この講座の受講者によって組織され、催しが実施されました。

ぼくのめあては、その趣旨に沿うように催しをカスタマイズし、社会教育としての最終目標を設定すること、そして、市民で構成される実行委員会が2016年に再び開催したいと思わせるようにすることです。
実行委員会は、催しの運営はもちろん、募金活動からロゴマークのデザインに至るまで、さまざまな作業に携わりました。とても苦労したと思いますが、ひとりひとりが自らの住む場所を少しでもよくするためにアートによってできることを考え、行動するきっかけになったようです。

次回の催しは2016年秋に開催されます。継続はとてもむずかしいですが、地域とアートの力によって貝塚市の美しい風土がどのようにプロデュースされていくのか、今から心待ちにしています。

 

<企画の概要>

テーマ 貝塚まちなかアートミュージアム2014
概 要 この事業は、講座と催しに分かれ、講座の部分では、地域におけるアート事業に携わる人材の紹介、公民館にとって新しい市民層の参加の機会獲得、芸術分野で活動する人の作品を活かし発表の場の創出を目的とし、催しの部分では、地域に残る建物とアートのコラボレーションによる地域の魅力発信、会場となる地域の発表の場として活用、製作者のアイデアと思いを実現できる機会の創出を目指している。(wikipediaより)
日 程 2014年11月21日-11月30日
会 場 大阪府貝塚市山手地区・水間地域
作 品 約20点
その他 2013年度、文部科学省「公民館を中心とした社会教育活性化支援プログラム」の補助を受け、貝塚市立山手地区公民館の社会教育事業として講座を実施し、2014年度に実行委員会・貝塚市山手地区公民館により催しを実施。

めあて 市民で構成される実行委員会が2016年に再び開催したいと思わせるようにすること

コメントする : comments(0)
ミシオン・セラミカをプロデュース - produce "Mision Ceramica”

銀聲舎(Ginseisha,Japan)からのお知らせです。

2015年のぼくは、スペイン現代陶芸と日本の交流芸術祭「ミシオン・セラミカ」と、和歌山かるたの制作プロジェクトを並行して企画しておりました。

この年は和歌山で国民体育大会が開催されたことと、ぼくも40歳を超えたことから自身として手がける企画としては「打ち止め」にしようと考えていたこともあり(若いときから、40歳を超えたら、あとは次の人に渡すと考えていました)、種々がんばってはみたのですが、なかなかの難産でした。

 

ぼくの仕事は、どちらかというとプロジェクトをペーパーに落としこむことが中心で、実際に陣頭指揮に立って企画を実施することはあまりありません。いわば、机上の企画に過ぎないのですが、この企画が空論にならないように、さまざまな「技」を駆使していくこととなります。その際にとても重要にしていることがあって、それは、予算や人員、タイムスケジュールといった規模を比較的正確にイメージしたうえで、その範囲内で最大の効果が得られるようなかたちを目指していくことと、いい意味での「らしさ」を出すことです。これらの作業は意外と難しく、半分以上は経験に基づく「勘」と、これまでに培ってきた「センス」で進めていきます。

机上の企画がとてつもなく膨らんでいくこともしょっちゅうです。これをどのようにコントロールするのかは企画者の腕ですが、一度膨らんでしまった企画を小さくするのは意外と大変で、少ない予算や人員の割き方でヒーヒー言ってしまうこともあります。一回こっきりの企画であれば勢いでなんとかこなしてしまっても、持続可能かと問われると答えに難しいところがあります。

 


「ミシオン・セラミカ」の場合、「現代陶芸」という比較的難しいテーマで、切り口に迷ったのですが、和歌山信愛女子短期大学の井澤正憲氏の企画を中心に、相互の手持ち企画や県内外で行われている企画をプロジェクトのなかにうまく載せこんでいくこととなりました。なお、この企画の個人的なめあては、和歌山に滞在したスペインの作家が、将来、和歌山での経験が自身の作陶に影響したと語っていただくことです。
予算や人員の上限、そして作家の来日スケジュールが事前に決まっていたので、その範囲でどこまでやるかがポイントでしたが(決算その他は2016年10月の銀聲舎の年次資料で報告)、予算については和歌山県からバックアップを受けることができたこと、企画についても県内外の多くの企画と相互協力ができたことはぼくにとってラッキーでした。

7月中旬から9月下旬までの催しでしたが、11月下旬にはカタログも無事完成のはこびとなり、また、少なからぬ課題もあったりしましたが、作業工程はほぼ順調で、規模も妥当なサイズの企画だったと思います。

 

ところで、この企画に限らず、すべての企画は多くの方々の有形無形のご尽力によって初めて成り立つもので、一人や二人の力量だけでなんとかなるというものでは決してありません。その一方で、予算や人員、タイムスケジュールといった規模を比較的正確にイメージしたうえで、その範囲内で最大の効果が得られるようなかたちを目指していくプロデューサーの存在はとても重要でもあると思います。

 

<企画の概要>

テーマ スペイン現代陶芸と日本の交流芸術祭「ミシオン・セラミカ」
概 要 和歌山県紀美野町の八幡工房では、2008年より現代陶芸を通じた日本とスペインの交流に継続的に取り組んでいます。 展示プロジェクトは2008年には日本国(和歌山県)において、2010年にはスペイン国・日本国(東京都)において「レラシオン・セラミカ」という芸術祭を開催し、交流プロジェクトは和歌山県紀美野町及びスペイン国とのあいだで継続的に行っています。
弊団体は2008年にレラシオン・セラミカのシンポジウムをコーディネートして以来、スペイン現代陶芸と日本の交流芸術祭をいつか開催することを約束しました。2015年に開催する「紀の国わかやま国体」と同時期に「日本・スペインとの交流」をテーマにした交流芸術祭「ミシオン・セラミカ」を開催することとなりました。この催しは、単なるアートイベントではなく、既存のいわゆる「○○焼」というカテゴリにあてはまらない「現代陶芸」を発信することで、和歌山を新たなジャンルの陶芸のメッカとしてアピールさせ、地域文化の「厚み」形成をはかりたいと思います。
会 期 2015年(平成27年)7月から9月30日まで

会 場 紀美野町「八幡工房」、和歌山市「和歌山県民文化会館」「石窯ポポロ」「あしべ屋」、堺市「利晶の杜」「ギャラリーいろはに」 他

作 品 カタログ(catalogo de mision ceramica)をご覧ください。

その他 スペイン大使館の後援、和歌山県の助成、篤志家の皆さまからの寄附、堺アルテポルト黄金芸術祭などのご協力を受けて実施しました。ありがとうございました。

コメントする : comments(0)
シンポジウム・地域文化立國宣言 - symposium
銀聲舎(Ginseisha,Japan)からのお知らせです。
 
スペイン現代陶芸と日本の交流芸術祭「ミシオン・セラミカ」の関連事業として、2015年9月12日に「地域文化立國宣言」というシンポジウムを開催しました。

今回のシンポジウムの狙いは、2010年の瀬戸内国際芸術祭の開催を機に、各地ではアートイベントがさかんに行われているのですが、この活動は、市民ひとりひとりの手による活動無しで考えることはできないという事実に改めて着目することにあります。
銀聲舎は、2004年の団体結成以来、文化財建造物を活用した芸術支援活動を継続的に続けています。
その蓄積は、滋賀県で開催される国際芸術祭・BIWAKOビエンナーレをはじめ、西宮船坂ビエンナーレやルートダルジャン芸術祭など、多くの芸術祭の開催において活用されています。
今回のシンポジウム「地域文化立國宣言」では、銀聲舎とかかわりながら地域で芸術支援活動に従事する和歌山地域・大阪地域における4つのプロジェクトを紹介しながら、「2015年における芸術支援活動のいま」を解析し、これからの地域文化について考える機会を設けてみました。

今回のシンポジウムで取り上げた団体・個人は、「ワカヤマサローネ」「貝塚まちなかアートミュージアム」「堺アルテポルト黄金芸術祭」及び和歌山市在住の洋画家・土井久幸氏です。
「ワカヤマサローネ」は、和歌山県紀北地区における本格的な国際芸術祭として、2015年9月13日より10月12日にかけて開催しました。
実行委員長の小川貴央氏は、2013年に構想を練り、2014年に滋賀県近江八幡市で開催する国際芸術祭「BIWAKOビエンナーレ」の事務局長として実務経験を積み、そして2015年に第1回目の芸術祭開催にこぎつけました。
「貝塚まちなかアートミュージアム」は、もともと貝塚市の社会教育事業として開催されました。2012年の第1回開催は貝塚市山手地区公民館主導の社会教育事業としてはじまりましたが、2014年の第2回開催では公民館・市民の実行委員会形式として開催されました。2016年には公民館の手を離れ、市民の主催事業として開催します。概要についてはwikipediaにも掲載されていますので、そちらもあわせてご覧ください。
「堺アルテポルト黄金芸術祭」は、大阪府堺市で2016年に開催する芸術祭です。あと、土井氏の紹介は別の機会に行いたいと思います。
コメントする : comments(0)
京大・花山天文台ギャラリーウイーク - gallery week in KWASAN

 

銀聲舎(Ginseisha,Japan)からのお知らせです。

 

京都大学花山天文台のギャラリーウイークへ。

今回はこの催しの作品審査にかかわりました。エスプリに富んだ作品もさることながら、天文台の建物もまたすばらしかったです。

ひとことで言えば、まるでジブリの世界です。

そして、博士課程後期に在籍されていたKさんの説明と、天文うんちくもとても面白かったです。さすが京大!

 

ところで、花山天文台の「花山」は、アルファベットで「KWASAN」と書きます。

てっきり関西学院大学(KWANSEI)のような感じ(関の中国語読みは「GUAN」ですが、花は「HUA」となります)なのかなと思っていたのですが、ロシアに「KASAN」という天文台があるらしく、そちらと区別するために「W」の文字を入れたとのことです。なるほど。

コメントする : comments(0)
dusk / Kisssh-Kissssssh映画祭がキュレーションした和歌山

 

銀聲舎(Ginseisha,Japan)からのお知らせです。

 

先日、和歌山市のとあるフリースペースで行われたトークイベント dusk / Kisssh-Kissssssh映画祭がキュレーションした和歌山 にて喋ってきました。
この催しの舞台である和歌山市は、夕暮れのうつくしいまちです。「夕暮れの浜辺で映画を観る」というコンセプトで行われた映画祭について、企画者の一人である和歌山大学観光学部の学生からさまざまな角度からお話を伺うことができました。

 

ちなみに「dusk」を画像検索してみると、とても美しい画面が出てきますが、加太に行くと、これよりずっと美しい夕陽を観ることができます。

コメントする : comments(0)
和歌山市民のための和歌山観光ガイドブック - fallin'land





銀聲舎(Ginseisha,Japan)からのお知らせです。

 

このたび、和歌山市民のための和歌山観光ガイドブック というフリーペーパーを発行しました。一読したときは写真の華麗さに、再読したときは文章の激しさにそれぞれびっくりするように、ちょっとがんばってつくってみました。
 

<コンテンツ>

第1部 fallin'land(和歌山市を取り上げた15本のエッセイ)
第2部 文化を、取り戻せ(インタビュー)
第3部 東洋のラテン - あこがれの和歌山生活(外国人による和歌山市に関する随筆)
第4部 虎城観光手冊(ガイドブック)
(A5版・全64ページ)

 

<第1部の詳しい内容>

和歌山市を取り上げた15本のエッセイで構成されています。水族館遺跡の上に建てられた薔薇の花に包まれた温泉にはじまり、松本清張の小説「Dの複合」の舞台、内祝いの返しを朱文字で書く風習、鯛食の文化、猫だらけの史跡、イームズだらけのシティホールなど、あまり知られていない話題を多く取り上げてみました。
個人的には、まちなかのカフェや飲食店を取り上げるという、フリーペーパー専門誌がやるようなことはしたくなかったので、商店についてはぼやかして書いており、和歌山市にある程度詳しいひとでないとわからないようなつくりになっています(本のタイトルに「和歌山市民のための〜」とあるのはそのためです)。
取り上げたいところは他にもたくさんあったのですが、いわゆる個人宅はプライバシーの問題があるためボツ、珍スポットは今回出すフリーペーパーのカラーに合わないためボツ、珍住宅街は住んでいるひとに悪いためボツ、中心市街地は文化遺産ではないのでボツ

−−ボツだらけとなってしまいました。

また、取材が間に合わなかったところもあり、涙を飲んで不掲載となってしまったものもありました。
20年前であれば「丸正」百貨店のことを取り上げていたであろうし、40年前であれば「市電」特集になっていたと思います。ただ、今回はノスタルジーを感じさせる内容ではなく、「2010年代の和歌山」を重視しました。

 

<第3部の詳しい内容>

2008年ごろに行った外国人に対する和歌山市の意識アンケートをもとに、外国人の観点をもとにした和歌山生活エッセイを組み立ててみました。エッセイのテーマは「和歌山をつらぬくキーワード」「寺院礼讃」「風呂に入る」「ゆたかな娯楽」「八月のダンス」「日用の美」「炊飯器と紀州の食」「抹茶とコーヒー」「日本に住むハードル」「和歌浦の記憶」「新和歌浦の記憶」「あこがれの和歌山生活」で、それぞれ強烈なことが書かれています。

 

※「八月のダンス」より…日本では夏になると多くの地域で市民ダンスが披露される。和歌山も例外ではなく、8月上旬に和歌山市で行われる「ブンダラ」と「ヨサコイ」とよばれる市民ダンスはとりわけ熱狂的なファンが多い。一方は長調の明るい音曲のなか気だるくアンニュイな雰囲気を漂わせながら優美に踊るダンスで、もう一方はけたたましい音量で街道を練り歩くエネルギッシュなダンスである。これらの市民ダンスは20世紀に入ってから考案された。振り付けも素朴で−−(以下略)

 

<第4部の詳しい内容>
独断による和歌山観光ガイドブックを作成しました。タイトルの「虎城」は、伏虎城(和歌山城)のことで、明治から大正にかけて刊行されていた「虎城時報」という新聞から拝借しました。和歌山のグルメを調べるときは「食べログ」よりも使えるものがあるとか(「グルメログ(現在は閉鎖)」と「二朗のB級グルメ日記」)、さまざまな小ネタまで満載しています。

コメントする : comments(2)